加工可能な材質

純ニッケル 99%のニッケルが含有。電気抵抗が低いだけでなく、苛性ソーダ・塩素ガス等のある環境で優れた耐食性。
201
インコネル ニッケルをベースとし、鉄・クロム・ニオブ・モリブデン等の合金。耐熱性・耐食性・耐酸化性・耐クリープ性などの高温特性に優れています。
スペースシャトル、原子力産業、産業用タービンの各種部品、航空機のジェットエンジン等。
600 601 718
ハステロイ ニッケル基にモリブデンやクロムを多く加えることで耐食性や耐熱性を高めた合金。
圧力計のダイヤフラムなどの耐食性が求められる所やジェットエンジンの燃焼室などの耐熱性が求められるものに使用されます。
C276 B2 C22
カーペンター ニオブ安定化低酸素鋼オーステナイト系ニッケル-鉄-クロム合金で、鋼およびモリブデンを含有してます。
油田ガス処理装置などに使用されます。
20Cb3
モネル 高強度、溶接性、耐食性、靭性を具えた合金で塩化系溶液、硫酸、アルカリ溶液に対して優れた耐食性を示します。
400 K500
チタン 軽量・高強度・高耐食性を中心として、航空宇宙分野・化学プラント・医療・スポーツ・レジャー等、様々な場所で使われております。
TB270 純チタン1種
TB340 純チタン2種
オーステナイト系ステンレス 代表鋼種には18-8ステンレス(18Crー8Ni)とも言われるSUS304があります。
耐食性・加工性・溶接性など他のステンレス鋼材種で最も優れてますが、焼入硬化性がない為、強さや硬さの面では多種に劣る部分や欠点もあります。
非磁性・焼入硬化はしません・切削硬化が著しいのでこの性質を利用してバネ・強靭鋼として利用できます。
SUS304 SUS316 SUS316L 等
マルテンサイト系ステンレス 最大の特徴は、他の鉄鋼材料のように熱処理(焼入れ)をすることができ、この焼入れによりマルテンサイト組織が生じて硬化させることが出来ます。
SUS403 SUS410等
析出硬化系ステンレス 固溶化熱処理状態における冷間加工性、被削性を大幅に向上させた鋼種です。
SUS630 SUS631
二相・スーパー二相ステンレス 二相合金とも言われ、オーステナイト組織とフェライト組織が共存したステンレス鋼材です。
二相系の最大の特徴は、オーステナイト系の欠点である応力腐食割れに強いと言う点が挙げられます。
磁性があり、高耐食性、経済的な材料です。
SUS329J1 SUS329J3L SUS329J4L
その他 SUH(耐熱鋼) HRX-19、MX-19(高圧水素向け素材)

*よび錆の恐れのある鉄系および真鍮の加工は現在いたしておりません